大我と

24 02 2012

今日は久しぶりにタイコの大我くんとの演奏でした。先日の故・市川修氏の追悼セッションで会ったのが久しぶりだったけれど、今日こうやってまじまじ見ていると、数年前は最年少プロドラマーといわれてた彼もすっかり中学生で、サッカーで日焼けしてるし、このところ背も伸びてきて、だいぶでかくなったなー、ということはそれだけ僕もおっさんになったのか?!と愕然としてしまいますねえ。

さるパーティーでの演奏だったので、時間こそ短かったけれど、その分疾走するような演奏で楽しかったです。こういうドカン!とした感じでは最近ぜんぜんやってないので新鮮でした。体も大きくなったのでそのぶんさらにドラミングもダイナミックになって。自分たちは日々遅々としてなにも進歩しないのに、やっぱり若い彼らは日々成長していくのがわかるし、うらやましくて、眩しいものなんですねぇ。自分にも同じ年齢のころがあったわけですが、そんなことは忘却の彼方ですから(笑)

なんにせよドラムもサッカーもその他の子供から大人になる間しかできないようなことをいっぱいやってほしいなーと陰ながら応援しつつ、演奏ではあおられててんてこ舞いなのでした。

彼とは3月に石川の小松市と、三重の四日市でライブがありますよー。

大我と

大我と

かぶの煮物

出店してたあるお店のかぶの煮物。うまうま!

 





またまたレコーディング

21 02 2012

今日の午後もレコーディングがありました。先日のとは違い今日はとある企業さん用です。2つほどのバージョンを録音しましたが、それぞれにアレンジ違いも作ったりして、さてどれが採用されるのか楽しみです。うまくいけばCM起用されるかな?

いつ行ってもやりやすいなーと思うスタジオSounds U。今日もお気に入りのCharter Oak SA538B(というかこのスタジオ、このマイク、僕、という組み合わせがいいのかも)だったので、音もよくてすごく楽しく気分よくやらせてもらいました。今日はテナーとそしてバリサク。やっぱりバリサク重いなぁ。

やっぱりレコーディングは楽しいなぁ。これも出来上がりが楽しみです〜。





ORITOトリビュート2012

21 02 2012

4年前に急逝してしまった稀代のソウルシンガーORITOさん。残念ながら僕は生前お会いすることはなかったのですが、縁あって来月開催されるトリビュートライブに参加させていただくことになりました。その出演者が決定したようなのでお知らせします。全3公演中僕は広島と大阪に出演します。久しぶりに会える人もたくさんいるので非常に楽しみです。

こういう音楽が好きなだけに、彼の歌を生で感じられなかったこと、一緒にステージに上れなかったことが残念に思えてなりません。たぶんチャンスはあっただろうに。

(以下oritosoulより転記)

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『I’m Yours ~ORITOトリビュート2012~ 』
◆東京公演
日時: 3月16日 Open 17:30 Start 18:30
会場: Star Pine’s Cafe
前売:4500円 当日:5000円 (別途1ドリンクオーダー)
【出演者】
村上てつや(ゴスペラーズ)、TAKE(Skoop On Somebody)、JAYE公山、JAY’ED、中澤信栄、TOMMY、FREEFUNK、Suga-Pimps、TOMICA、MEME、シュウタロウ、タイラヨオ、星川 薫(G)、池間史規(B)、六川正彦(B)、木村佳代子(Sax)、三浦公嗣(Ds)、中道勝彦(Key)

◆広島公演
日時: 3月20日 Open 17:00 Start 18:00
会場: ブルーライブ広島
前売:4500円 当日:5000円 (別途1ドリンクオーダー)
【出演者】
村上てつや(ゴスペラーズ)、JAYE公山、CHAKA、JAY‘ED、福原タカヨシ、Suga Pimps、TOMICA、MEME、清水興(B)、星川薫(G)、三浦公嗣(DS)、SASSY TOMO(Key)、武井努(Sax)

◆大阪公演
日時: 3月21日 Open 18:00 Start 19:00
会場: 心斎橋JANUS
前売:4500円 当日:5000円 (別途1ドリンクオーダー)
【出演者】
村上てつや(ゴスペラーズ)、JAYE公山、CHAKA、JAY‘ED、中澤信栄、福原タカヨシ、Suga Pimps、TOMICA、MEME、清水興(B)、星川薫(G)、せきこーぢ(G)、三浦晃嗣(Ds)、Sassy Tomo(Key)、武井努(sax)





レコーディング

20 02 2012

今日(正確には昨日ですね)のお昼間レコーディングがありました。吉野悦世さんの歌にホーンセクションを入れるというものでした。やっぱりいつでもレコーディングは楽しい作業です。作曲者やアレンジャーの意図を読み取って思い描く音にしたり、今日のようにセクションでひとつのものを作りあげるというのはライブとはまた違った面白さがあります。

今日はこんなセッティングでした。

ノイマン U87

ノイマン U87

よく使うノイマンのU87でしたが、なんか網の部分がキラキラ綺麗だなー、新品でもこんな感じじゃないのになぁ、、、、と思っていたら、40thと書いてあったのでどうやらアニバーサリーモデルみたいですね。なんか得した気分。ちょっと元気ある音の方がいいということだったので口元もいつもとは違うもので。

こんな感じ

こんな感じ

だいたいいつも距離感はこんな感じです。今日はちょっと近い目。セクションなんで音が被るのでねぇ。あまり管楽器を録ったことのないエンジニアさん(とかアシスタントさん)だと楽器のベルにべたべたでセッティグしはるひとたまにいるのですが、とくに木管楽器は楽器全体から音がでるので、遠くにセッティングしたほうが思っている(自分が普段聴いてる)音になりやすいです。

出来上がりが楽しみです。どんな音になるかな。でもセクションだからそんなわかんないかな。

 





百田尚樹 – 永遠の0

9 02 2012

初めて読む百田さん。プロフィールを読むと2006年にこの本を出版して作家デビューしたそうだが、関西老舗番組「探偵!ナイトスクープ」の放送作家をされてたとかで勝手な好感を抱いたりして。帯をみると、最高に面白い本大賞(文庫・文芸部門)で1位をとったり、児玉清氏が号泣したとか書いたりしてる。たしかにものすごく面白いし、とても感動する物語だけれど、僕には面白さや感動よりももっと哀しさや怒り、憤り、そして敬意、感謝の念を抱く物語だった。

主人公健太郎はライター志望の姉の依頼と興味もあって自身の祖父の過去を調べることになる。祖父は60年前の太平洋戦争で特攻隊にいて、そしてそこで戦死したらしい・・・・。同じ隊にいたひとや戦地にいたひとを訪ね歩く彼ら。彼らの口から語られる祖父は臆病者であったり、天才だと言われたり、さまざまな姿。しかし共通して言われるのは祖父が「死にたくない」「生きて帰りたい」と言っていたこと。なのに彼は特攻にいった。それは何故だったか?

祖父の姿を紐解いていくのと同時に、太平洋戦争が時系列に語られていく。日中戦からいよいよ対米開戦となり、いかに日本軍(ここでは主に海軍について語られる)が戦っていったのか。戦場はどんなところだったのか。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ガダルカナル攻防、レイテ海戦、沖縄戦、と言葉だけでは知っている戦争を祖父の同僚であったパイロット(や、整備員、訓練生)たちの視点から語られるとき、この戦争が教科書的なものではなく、人と人とが生身で戦っていたこと、それらがいかに大本営の思惑や作戦によって左右されたかということ、そんなことが肌に感じられるような気がする。理屈としては分かっていてもこんな風に感じたことはなかった。

開戦当初の日本軍パイロットたちは優秀で、戦いの中でもおおらかに生きていたこと。開戦時にあまりにも優秀すぎた零戦ゆえの悲劇。敗戦色が濃くなっていく中で戦うことの意味を模索する彼ら。そして特攻へと向かう彼らの心境・・・・彼らのいろんな姿を通して僕たちの先祖がどんな気持ちでいたのか、想像を絶するけれど、その入り口は見せてくれる。

戦争が終わってだいぶたってから生まれた僕たちは歴史の中のものとしてしかこの戦争をしらない。でもたかだか60数年前のことだ。この本に描いてある世界を想像してみると、いまからは全く考えられない世界だ。でもこれらは事実であり、もっともっと知っておかねばならないこと。なぜなら、この戦争の犠牲の上に僕たちは生きているからだ。この物語で描かれるようなパイロットひとりひとりの屍の上に立っているのだ。それをもっともっと感じないといけないんじゃないかな。戦争の善し悪し/結果とは関係なく。

そして物語のなかで描かれる海軍士官たちのとった行動/作戦の数々が目が点になることばかり。少なくない数の作戦が失敗したそうだが、その要因が見切りのあまさ、弱腰、そして昇進競争のための点数制度などにあったらしい。自分たちは遠い場所で現実をみない作戦をつくり、兵は消耗品と考える、現場でも実際の作戦の成果よりも、点数を稼ぐためだけの指令、そして有利な状態からの撤退等々。読んでいるといまの社会と同じような構図になっているような気がしてならない。利権や派閥、出世欲のための争いばかりで、本当に必要な戦いをなにもできない行政や官僚や富めるものたち、そして彼らの陰で飢える民。戦争が終わって変わったはずなのに何も変わってないように見えるのはなぜだろう。

ほんとに太平洋戦争についてあまりにも知らなさすぎるのに愕然とする。学校教育も古い時代のことはともかくとして19世紀以降の近代史をもっと教えるべきなんじゃないかな(いまってどうなんだろ)。この本を読んでたくさんのことに興味をもった。自分がいまこうやって生きていることを噛み締めるためにも少し前にあったことをもっと知りたいと思う。

永遠の0

永遠の0





重松清 – きみの友だち

3 02 2012

交通事故で足が不自由になった恵美ちゃん。それまで明るかった彼女は事故を境に心を閉ざし、クラスのみんなから距離をおいた。そして病気がちであまり学校に来られず「もこもこ雲」を探している由美ちゃん。彼女もクラスになじめずにいた。2人はクラスからいじめられてだれとも付き合わなくなってしまう。クラス内で彼女たちをいじめる子もそれに便乗する子も人気者も優等生もみんな「友だち」とか「みんな」というものに振り回されてそれぞれに悩んでいる。そんな子供たちの姿を通して「友だち」という意味をさがす物語たち。

よく僕たちはいう「みんながそう言ってるから」「みんながしてるから」。その”みんな”ってほんとは誰のことだろうか? 自分の立場を守るためによくわからずに不特定多数の味方をつけたくてつかっていないか?”みんな”がいないと自分の立場を見いだせないなんて、それは結局”自分”というものを持ててないからなんじゃないだろうか。他人と違う自分、弱い自分、ダメな部分、いい部分、いろいろ”自分”にはあるだろうけれど、それらを認めてこそ、”他人”がわかる、そんな自分を認めてくれる「友だち」ができるんじゃないだろうか。

恵美ちゃんと由美ちゃんの成長に合わせ、クラスの子どもたち、よくできた弟ブンちゃん、そのライバルのモトくん、いろんな子どもたちがでてくる。ひとつの短編でそのひとりが主人公になって彼らの視点で「友だち」というものについて悩む姿を描く。どの物語にもでてくる恵美ちゃんの発する短い言葉に、生きること、友だちというものに対する深い意味が語られるのが印象的。

物語全体で流れていく年月とともに物語が迎えるエンディングも素敵。

重松清 - きみの友だち

重松清 - きみの友だち

 

 

 





4タイトル全国発売

2 02 2012

2年前ほどから清水武志氏と組んでFollow Club Recordという自主レーベルをやっており、現在4タイトルを発売しているのですが、昨年10月に全国発売になった『TAKE TAKE』(たけタケ)に引き続き残りの3タイトルも2月15日から全国発売されることになりました!BOMBA RECORDさん、DISK UNIONさん、ありがとうございます!これを機にまだまだ知られていない(でしょうねー)E.D.F.や名盤と誉れ高い清水さんのソロが知られていくとうれしいなぁと思っています。

またAmazonではレビューや「いいね!」を押していただいたおかげでランキングも上がっていってます。本とありがとうございます。『TAKE TAKE』もこれから発売される3タイトルも引き続きよろしくお願いしますー!

Follow Club Record作品をあたらめて紹介します。

「Live at KOZAGAWA / E.D.F.」(FC-001)

Live at KOZAGAWA

Live at KOZAGAWA

2006年10月8日に和歌山県東牟婁郡古座川町にて行われたE.D.F.のライブの音源をCD化。夜空に月がぽっかり浮かんだ幻想的な夜の、自然に囲まれたその雰囲気がそのまま音になっています。
DISK UNIONAmazonTower RecordsHMV

「Takeshi plays Takeshi   solo piano / 清水武志」(FC-002)

Takeshi plays Takeshi

Takeshi plays Takeshi

待望の清水武志ソロアルバム。長年E.D.F.を率いて独自の世界を生み出してきた清水武志。彼の純粋であるがゆえに透明かつ獰猛なピアノの音色を、彼の美しく切ないメロディーの数々とともに。全曲オリジナル。
DISK UNIONAmazonTower RecordsHMV

「TAKE TAKE / たけタケ」(FC-003)

TAKE TAKE

TAKE TAKE

TAKE TAKE(たけタケ) – 繊細さと獰猛さを内包した美しいピアノ、やわらかにすべてを包み込むサックス。同じ”武”の字を持つ清水武志と武井努によるDuoユニット。長年共演を続けてきた2人が織り成す美しく、切なく、あたたかな音の世界。2人のオリジナル楽曲で綴る11の物語。
BOMBA RECORDSAmazonTower RecordsHMVDISK UNION

「E.D.F. / E.D.F.」(FC-004)

E.D.F. / E.D.F.

E.D.F. / E.D.F.

2001年録音のE.D.F.ファーストアルバム。時を経ても色あせず、より一層輝きを増し、心に沁みこんでゆく音のしずくたち。古くて新しい、新鮮なのに懐かしい音楽がここにある。
DISK UNIONAmazonTower RecordsHMV





2012.2月のスケジュール

31 01 2012

■■ リーダーライブ ■■

2/15(Wed) 武井努5
大阪 梅田 ニューサントリー5 06-6312-8912
Live Time 19:50~20:30/21:00~21:40/22:10~22:50 \1,800
[メ]武井努(Sax)、箕作元総(Gt)、宮上啓仁(B)、橋本元輝(Ds)、矢萩典代(Vo)
※今回はボーカルに大先輩の矢萩さんをお招きしての素敵なステージです。

■■  たけタケ ■■

2/1(Wed) たけタケ
神戸 三宮 Big Apple 078-251-7049
20:00~ 前\2,300 / 当\2,500
[メ]清水武志(p)、武井努(Sax)

2/9(Thu) たけタケともみ
大阪 谷町五丁目 グラバー邸 06-6768-5963
20:00~\2,000
[メ]清水武志(Pf)、武井努(Sax)、東ともみ(B)

2/17(Fri) たけタケ
神戸 三宮 Y’s Road 078-241-8803
20:00~ \1,000
[メ]清水武志(p)、武井努(Sax)

■■ その他のライブ ■■

2/4(Sat) しのMINT
■しのMINT Vol.10「気づけばみんな、ほのぼの笑顔。」
大阪 芦原橋 studio & cafe MAKE 06-6562-3294
19:00~ 前\2,300/当\2,800
[メ]大倉詩乃美(Vo)、清水武志(Pf)、武井努(Sax)、折笠誠(Perc、Cello)、林美奈子(B)

2/6(Mon) 生島、武井DUO
高石 Re楽xs 072-266-8839
19:30~
[メ]生島大輔(Pf)、武井努(Sax)

2/8(Wed) 荒崎英一郎BigBand
神戸 三宮 Big Apple 078-251-7049
20:00~ 前\2,000 / 当\2,300
[メ]荒崎英一郎(Ts)、武井努(Ts)、浅井良将(As)、落合智子(Bs)、ジェームズ・バレット、横尾昌二郎(Tp)、幸明男、太田健介(Tb)、藤山龍一(Gt)、金丸精志(Pf)、中嶋明彦(B)、岡野正典(Ds)

2/19(Sun) Joe Guy’s Band 2012 feat.清水興/菊田俊介
神戸 三宮 Chicken George 078-332-0146
18:30 Open / 19:30 Start 前\3,500/当\4,000
[メ]Massie(Vo)、林達郎(G)、佐野隆士(Dr)、井山あきのり(Key)、西野欣哉(Per)、清水亮(B)、Kay(RAP&MC)、武井努(Sax)、堂地誠人(Sax)、横尾昌二郎(Tp)、feat.清水興(B)、菊田俊介(G)、 BIG APPLE Cho(Nacomi,Yammy,Sakachie)
Guest:AMI☆TAME(三松亜美Vo/庄司厚人Gt)

2/20(Mon) 武井~馬田DUO
寝屋川 萱島 OTO屋 080-6126-1529
20:00~ \2,000
[メ]武井努(Sax)、馬田諭(Gt)

2/24(Fri) 岩宮美和(Vo)
大阪 関目 BROWNIE 06-6786-3333
20:00~ \2,500
[メ]岩宮美和(Vo)、大友孝彰(Pf)、西川サトシ(B)、竹田達彦(Ds)、武井努(Sax)

2/26(Sun) 武井~箕作DUO
寝屋川 萱島 OTO屋 080-6126-1529
20:00~ \2,500
[メ]武井努(Sax)、箕作元総(Gt)





テナーサミット+大野俊三

27 01 2012

26日は名古屋Jazz In Lovelyで小濱さんとの”テナーサミット”でした。小濱さんとたまにやるこのライブはいつも楽しいです。しかも今回は直前になってNYから一時帰国中のトランペッターの大野俊三氏(アート・ブレイキー、ギル・エバンス・オーケストラ、ウェイン・ショーターらと共演している世界的トランペッター。2度のグラミー賞に輝く)が参加することになり、3管編成でのライブとなりました。初めてお会いする大野さんに緊張しながらお店で待っていたのですが、すごく気さくな方でいろいろお話して下さり、リハも終始和やかでした。いつもは兄貴分としてドンとしている小濱さんが子供のようにはしゃぐのも見てて楽しかったです(小濱さんは大野さんをギル・エバンスのツアーで見て、NYに行ったそう)。

3管編成ということで、テナーサミットというタイトルついてるのに、今日はアルトも吹きました。なんだか今年はアルトを吹く年なんでしょうかね(笑)。大野さんとのアンサンブルはとてもやりやすく(普通ラッパとアルトのユニゾンとかやりにくい)、どの曲もめちゃ美しかったです。いつものテナーサミットなら吹きちぎり大会になったりする(笑)のですが、今日は山あり谷あり動静あって聞き応えのあるステージだったのではないでしょうか。

大野さんの演奏から学ぶことがたくさんありました。当たり前でわかっているつもりのことでも、目の前でそれを示されるといかに自分が適当かということを思い知らされます。音色、音の選び方、間のとり方、歌い方、すべてが完璧に意思のもとでコントロールされているというのはこういう感じなのだ、ということがよくわかりました。雰囲気や指が回るからという理由でいかに無駄に音を吹いているかとか、もっと大局的に演奏を俯瞰するべきとか、アイデアの生み出し方、音楽の流れの読み方/作りだす方法など、本当に優秀な演奏者は言葉で示さなくとも、おのずと演奏で示せるものなのだということを思い知りました。自分の演奏をまた根本から見直さなければならないです。

レコードやCDで演奏を聴くよりも、ライブで聴くほうがもっと演奏者のことはわかったり感じられたりしますが、やはり一緒に横に並んで演奏するとさらによく感じることができます。自分は最近全然外に出ずに同じ井戸の中にいたんだなと思いました。もっと飛び出ていろんな人に会わないといけませんね。今年もまた出会ってない人とたくさん演奏したいです。

こんな機会を与えてくれた大野さん、ほとんど全部の段取りやなんやらをやってくれた小濱さん、一緒に演奏したメンバー、そしてLovely、河合さん、来てくださったみなさんに感謝します。いい夜、いい経験できました。ありがとう。また機会があったらぜひやりたいです。

大野俊三氏と

大野俊三氏と

大野俊三 http://www.shunzoohno.com/jp/
小濱安浩 http://kohamajazz.com/
牧知恵子
萬恭隆 http://music.geocities.jp/yasutaka_yorozu/
倉田大輔 http://kuratajazz.com/





井上夢人 – あわせ鏡に飛び込んで

24 01 2012

初めましての井上さん。実は岡嶋二人の片方だったのか、知らなかった。人間味あふれるじわっとくるホラー10編。どれもいい感じに怖い。

最初の「あなたをはなさない」を読んだときからもう夢中。怖い話は得意ではないのだけれど、オカルトものではなく(そういうのも入ってるけど)人間がやることの怖さ、の怖さ、がとても面白く、ずんずん読んでしまった。特に気に入ったのは「あなたをはなさない」、「書かれなかった手紙」かな。表題「あわせ鏡に飛び込んで」はちょっと推理モノっぽくなっているのだけれど、情景描写が読み取りにくくてもったいないなあと思ってしまった(じっくり読んでないからか?)。

この短編集は書き下ろしってわけではなく、井上さんがいろんな時期にいろんな理由で(それは各短編の冒頭ページにどういう理由でこの短編が書かれたか、という説明があり、これもおもしろい)書いたものを集めたもので、どれも面白いのだけれど、時期が違っているからというのもあってか話のパターンが似ているものがいくつかあるので、最初読んだインパクトのまま連続して読み進んでいくと、別の話のときに先がちょっと読めそうになったりしたのが残念かな。もしかしたらちょっとずつ間を開けて、忘れたころに読むのがいいかも。

あわせ鏡に飛び込んで

あわせ鏡に飛び込んで

 








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